日時 平成10年8月1日〜8月5日
コース 椹島〜千枚小屋〜千枚岳〜悪沢岳〜中岳〜
荒川小屋〜赤石岳〜赤石小屋〜椹島
第1日目(8月1日) 曇り 椹島ロッジまで
一番電車で東京駅へ。新幹線に乗り静岡に9:01着。9:50バスで
畑薙ダムに入る。大勢がロッジのばすを待っている。整理券を貰ったり
登山届けを出したりしながら待つ。
ロッジに着くと聖岳と光岳を回り下山してきたTさんが個室を取って
待っていてくださる。久しぶりの再会に話は尽きない。聖や光の山行の話や
私達の山行の注意などいつまでも楽しく華粗衣が弾む。
Tさんの山行も余り天候に恵まれず光小屋でやむなく停滞したとの事。
私達の明日からの山行を気遣かって下さり8:00就寝。
第2日目(8月2日) 曇り 千枚小屋まで
Tさんに見送られ6:00出発。重く雲が立ち込め今にも降り出しそうな嫌な
出だしとなる。樹林の中のダラダラした登りが続きかなり応える。
間もなく雨が降り出す。カッパを着るほどのことはないが、
時折樹間から物凄い風と雨が飛んでくる。ほぼ予定通り小屋に到着1:40
小屋の前から赤石岳の稜線が望める。周囲にはタカネビランジ・マツムシソウ
トリカブトなど多くさすが花の山と言った感あり。悪天のためか小屋は混み、
1畳に2名となり食事も4回となる。8時消灯と言われたがその前に寝てしまう。
第3日目(8月3日) 雨・後晴れ 荒川小屋まで
5:45出発我々にしては早い出発となる。強風と雨で何も見えない。夫は
引き返そうと言うが、とりあえず千枚岳まで登る。7:00着
上に出ると少し明るくなり風も気持ち弱くなる。もう少し行くことにする。
ガレ場のアップダウンが続きもう引き返す気持ちがうせてしまう。
9:05悪沢岳着。雨は止んだがガスが濃く見晴らしもない。
ガレ場を最低鞍部まで下り中岳に登り返す。相変わらずガスが濃い。
分岐から荒川古屋の方に入りかなり下っていく。すれ違う人もなく心配になる。
天候はかなり回復してきて時折霧が切れ視界が出てくる。
切れ間に荒川小屋とテント場を確認しほっとする。
斜面は花がいっぱいで感激。悪天の山行も報われる。
1:30荒川小屋着。悪天のためもあるがかなり時間がかかった。小屋はとても
きれいで昨日より余裕がありほっとする。明日の好天を期待し早々に就寝。
第4日目(8月4日) 晴れ 赤石小屋迄
5:50出発。 雨は無さそうだがはっきりしない。
登り返してトラバース道を大聖寺平に着く。
晴れてきて足元の花々や昨日歩いた
道がきれいに見える。感激。戻らなくて良かった。カメラを出す。
急な斜面を登ると小赤石岳の肩に出る。分岐にザックを置き赤石岳に登る。
360度の眺め。大小こそあれ同じ形の赤石岳、そして荒川三山の山、
聖岳、遠く光岳迄確認でき大満足!!
山頂にはずっと一緒だった人々が休んでいる。
天候も回復したので聖まで行こうと誘われるが、
我々の体力ではいっぱいなので予定通り赤石小屋に下る。
分岐から下りに入るがかなり厳しい下りが続く。
足元の花々に励まされながら、1:30赤石小屋着。
今日はここまでと決めてきたが周りの人々が皆下ると言うので
我々も下ることにする。すぐ樹林帯に入るが急な下りで応える
かなり時間がかかったような気がするが、
ほぼコースタイムで椹島ロッジに5::10着。
「未だ後にいますか」と聞かれ3グループほどいることを伝える。
何とか夕食に間に合う。ハンバーグなどボリュームたっぷりの
メニューだが疲れた体には入らない。
申し訳ないがほとんど残してしまう。
しかしお風呂にも入れたし何より個室なので幸せ。
第5日目(8月5日) 晴れ 寸又峡温泉
1日余裕が出来たので寄り道。
7:30のバスで出発。畑薙ダムでバスに乗り、井川からトロッコ電車で
寸又峡温泉に向かう。
予約もなかったが、案内所で温泉街1番の宿と言われるところに
チェックインでき最高。温泉良し・料理良し。温泉に何回も入り疲れを取る。
第6日目(8月6日) 晴れ 帰宅
夢のつり橋など見物しバスで金谷に出て静岡から新幹線で帰宅。
余り天候に恵まれなかったが、評判通り高山植物が豊富で天候が悪い分
とてもきれいだった。
もう一つの目的のTさんとも合えたし、最高の山行だった。